Week8(50~56日)の記事

2022年3月14日月曜日

080__Week8

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私たち天使を始めとする聖なる存在は、あなたに完璧を求めることは無く、良い悪いとジャッジすることもありません。

だから、あなたが私たちを信じられなくても、自分をなかなか愛せなくても、いつも変わらずに、あなたの側にいて、あなたを守り、導いているのです。

あなたという存在は、顕在意識がすべてではなく、大きな潜在意識が、あなたの思考や感情、言動に影響を与えています。

頭(顕在意識)ですべてをコントロールすることはできず、気分というようなものは一定でなく、むしろ、勝手に変わってしまうでしょう。

あなたは、もしかしたら、なんだか嫌になっているかもしれません。

なんとなく気持ちが塞いだり、イライラしたり、不安を感じたりしているのではないでしょうか。

それは、あなたの潜在意識の中で着実に変化が起きている証拠です。

エゴは、これまで拠り所にしていたものがだんだんと無くなっていくように感じて、どうしたらいいのか、分からなくなっているのです。

あなたが、何で塞いだり、イライラしたり、不安だったりするのか、自分自身の気持ちに耳を澄ませてみてください。

変化とは、本当の自分(あなたの本質)に戻っていくことに他なりませんが、それは、自分だと思っていた自分ではなくなっていくことに似ています。

例えば、あなたが、自分は正義感が強いと思っていたとして、それは、過去世の経験(裁判官や刑事であったというような)によって、正しいことに強いこだわりがあり、間違っているものに激しい怒りを抱いているからかもしれません。

だとすれは、その怒りは癒されるべきであり、それが癒されると同時に、正義へのこだわりも癒され、手放されていきます。

あなたは、自分の美点だと思っていたことが、自分の中から消えていくことに、抵抗を感じるでしょう。

強い正義感がなくなれば、もしかしたら、自分が間違ったことをする人間になってしまうのではないか、とエゴは考えます。

でも、強いこだわりは、良いものに見えたとしても、持っている時点で、自分を苦しめています。

正義感への強いこだわりは、あなたの周囲に、正義感を行使して、正したくなるような人や状況を引き寄せます。

あなたは、それらのことに怒りを感じ、自分のエネルギーを投資して、そのような人や状況を正すべく、働きかけようとするでしょう。

でも、それは、本来必要のないことなのです。

本当は、あなたのこだわりが、世界にそのような人や状況を生み出しているのかもしれません。

あなたが正義に対するこだわりを手放したからといって、正義なんてどうでもいいという人に変わる訳ではなく、強烈だった傾向が調和されるというだけのことです。

とはいえ、自分だと思っていた特徴が消えていくのは、自分を失うようで、変化することに対する恐れが生まれるのです。

それは、これまで経験したことのない自分、予測できない自分に変わっていくことへの恐れです。

このようなときには、急に、やる気がなくなったり、投げ出したくなったり、自分は何もできていないからだめだと思ったりしますが、それはすべて、エゴが変化を恐れ、止めようとしているのです。

誰もが、自分だと思っているものにしがみつき、今の自分から変化することを恐れています。

美点だけでなく、要領が悪いとか、不器用だとか、頭が悪いとか、センスがないとか、短気だとか、意地っ張りだとか、頑固だというような、自分にも人にも良くない影響を与えていることが分かっているようなものでも、それを手放すことが恐いのです。

どんなに嫌な自分でも、(多くの場合過去世からずっと)自分だと思っている自分のままでいる方が、未知の自分に変わるよりも、安心していられるからです。

だから、多くの人が、自分を見ようとせず、人のことばかり気にしています。

あなたは、自分のことを放り出して、自分以外の世界のことに構うのは、どうぞもう止めてください。

あなた自身も世界の一部であり、幸せになるべき人の一人なのですから。

あなたが常に身近にいて、一番に理解できる相手は、間違いなくあなた自身です。

エゴは、恐れをもっともらしい変化できない理由に変えて、巧妙に隠しますが、あなたが感じていようといまいと、変化に恐れはつきものです。

変化を恐れるのは、ごく当たり前のことであり、その恐れは、理解され、優しく受け止められるべきなのです。

無理に前に進もうとする必要はなく、あなたが恐れに気づき、耳を傾ければ、恐れは消えていきます。

そうすれば、あなたは、自然に前に進めるようになるでしょう。

もし、恐れる気持ちが大きく、あなたの手に余るようなときは、いつでも、私たち天使に声をかけてください。


○頭では分かるけれど


私たちが伝えることの中には、あなたにとって、「頭では分かるけれど・・・」と言いたくなるよいうなものもあるでしょう。

それは、あなたが、頭(顕在意識)だけの存在ではないという証拠です。

あなた方人間は、必要ないところで不安を感じ、それが必要ないものだと分かっていても、不安を止めることはできません。

あなた方の頭と感情は、別々に動いていて、頭ですべてをコントロールすることはできません。

あなたが、頭(顕在意識)だけの存在ではないこと、頭と感情が別々に動いているということは、とても大切なので、どうぞ、心の片隅に置いておいてください。

あなた方は、いつも、自分が頭だけの存在だと思い、感情をコントロールできるべきだと考えて、自分を抑圧したり、責めたりしています。

感情は、頭でコントロールできず、勝手に生まれるものです。

誰かを好きになろうとしても難しかったり、嫌いになろうとしてもできなかったりするのも、感情を頭でコントロールできないからです。

とはいえ、大きな感情の波がやってきて、それに巻き込まれてしまうのは、苦しいものであり、どうしたらいいのかとあなたは思うでしょう。

楽しいことがあると楽しい気分になりますが、その気分はいつの間にか、消えています。

あなたは、それは楽しいことが終ったからだと思うかもしれませんが、腹が立つこと、悲しいことは、その出来事が終った後もなかなか消えません。

楽しいのも、腹が立つのも、悲しいのも、同じ感情なのに、違いがあるのは何故でしょう。

その一番の理由は、あなたが、基本的に、楽しさを受け入れ、余すところなく感じるからです。

逆に、怒りや悲しみは、常に否定され、抑圧されます。

否定されたもの、抑圧されたものは、顕在意識からは無くなったように思えても、潜在意識に押し込まれただけであり、消えることはありません。

そして、それらの感情は、それが生まれたときと似たような状況になると刺激されて、大したことではないと思うのに、必要以上に腹を立てたり、悲しくなったりするのです。

ただ、あなた方の社会では、楽しむことも、なかなか自由にはいきません。

もっと楽しんでもいい場面で、楽しむことができないので、あなた方は、ストレス発散といって、自分の楽しみや喜びを解放する場が必要なのです。
(楽しんでもいい場面で楽しめないときに、それは抑圧されますが、ストレス発散の場で、余すことなく体験されるので、潜在意識からは消えていきます)

ストレス発散をすれば、また、楽しみや喜びが抑圧される日常に戻ることができますが、それは、ストレス発散の場への執着を生むだけでなく、同じことを繰り返すだけで、前に進むことができなくなってしまいます。

すべての感情は、抑圧されるべきではないのです。

感情は、認め、感じることで消えていきます。

あなたがもし、腹を立てている誰かに、「そんなことで怒らなくても」と思ったり、言ったりするなら、あなたが、自分の怒りを抑圧しているということです。

誰もが、自分にしていることを、他の人にもするからです。

あなたは、ある状況において、その人よりは、自分の方が「怒りをコントロールできている」と思っているので、「そんなことで怒らなくても」と思うのですが、それは、単にその人よりも、自分の感情を抑える力がほんの少し強いというだけのことです。

もしかしたら、その人は、あなたの抑圧した怒りを引き受けているのかもしれません。

怒っている人に、「そんなに怒らなくても」と声をかけても、怒りを煽るだけで、あまり効果がないことは、あなたもよく分かるでしょう。

でも、あなたは、あなた自身の感情に対して、同じようなことをしているのです。

あなた方が、愚痴を言い合うと安心するのは、お互いが同じ感情を抱いているということで、安心して、自分の感情を認めることができるからです。

あなた方は、自分が怒りを感じると、それを「抑えるべき」と判断して、すぐに否定し、抑圧しようとしますが、自分の怒りに向かって「気持ちは分かるよ」「怒るのは当然だ」と賛同してあげてください。

そうすば、怒りは一瞬大きくなりますが、それから、何事もなかったのように消えていきます。

多くの怒りを抑圧していれば、消えて行くまでに時間はかかりますが、そのようにして、怒りが消えて行ったときには、あなたは、自分に微笑みかけたいような気分になるはずです。


○恐れを癒すためには


恐れは、怒りや悲しみや喜びと同じ感情の一つですが、怒りや悲しみや喜びが、起きていること(現在)、起こったこと(過去)に対してのものであるのに対し、恐れは、起こるかもしれないこと(未来)に対するものです。

だから、恐れは、あなた方への影響が大きいのです。

多くの場合、恐れは、過去にした嫌な経験が、また起こるのではないかという思考から生まれます。

過去にした経験が悲しいもので、それが癒されないままでいると、強い悲しみを感じることが怖くなり、未来にそれが起こったらどうしようという恐れに変わるのです。

恐れによって、あなた方は、リスクを避け、安全に生きようとします。

恐れが大きければ大きいほど、あなた方は、もう二度と体験する必要のない出来事を恐れて、ただ安全に生きることに人生を費やしてしまいます。

エゴが、恐れを避けるために求めている安心と、あなた方の本質が知っている安心は、まったくの別物ですが、あなた方は、エゴのレベルの安心で満足しようとするのです。

恐れは、エゴが宇宙と分離しているから生まれるものであり、愛と対極にあるものです。

だからこそ、恐れは、あなた方の感情の中で、最も扱いにくく、あなた方の人生に大きく影響を与えるのです。

恐れを癒し、手放すためにどうしたらいいのかは、対象となる恐れの大きさや深さと、あなたの進歩の段階によって違います。

進歩の段階、などと聞くと、あなたの中には、完璧主義が顔を出し、できなければいけないという思いが強くなり、無理をしがちですが、進歩の段階とは、あなた方に上下をつけるものではなく、単純に、小学生か中学生かというような違いです。

小学校で教わることが理解できていないと、中学校の勉強が分からないように、段階を踏むことはとても大切であり、無理をしても、あなたを傷つけるだけです。

そして、心配しなくても、小学校から始めれば、ちゃんと中学に進むことができます。

あなたが、あなた自身の状態を冷静に判断し、自分に合った方法を選ぶことは、あなた自身への愛なのです。

ですから、どうぞ、いつもあなた自身のハートに問いかけ、今の自分にどうするのがいいのか、自分に正直でいてください。

恐れを癒すための第一段階は、恐れが生まれたときに、まず、私たち天使に助けを求めることです。

恐れが強い状態とは、単純に言えば、ネガティブ思考が強い状態のことです。

自分はできない、うまくいかないに違いない、騙されたらどうしよう、誰も助けてくれない・・・そのような思考パターンは、すべて恐れが原因です。

また、始まりは小さな不安でも、取り組んでいたことが失敗した時の状況や、自分の不幸な将来など起こってもいないことを空想して、恐れを育ててしまい、それに囚われてしまうこともあるでしょう。

あなた方は、恐れにすっかり巻き込まれたときに、やっと恐れに気づくことができます。

そして、そんなことを考えてしまって、現実化したらどうしよう、などとさらに恐れを育てていくのです。

まずは、恐れに気づいたらいつでも、私たち天使に声をかけてください。

私たちは、あなたの中から、恐れを取り除き、あなたが安心できるようにします。

根気よくなることが必要ですが、繰り返していくうちに、あなたは、だんだんと恐れが小さいうちに、私たちに助けを求められるようになるはずです。

この段階では、あなたが、恐れが生まれた瞬間に気づけるようになることが大切です。

それは、あなたが自分の思考に敏感になるということであり、恐れに気づき、私たちに助けを求めていくうちに、あなたは、恐れが生まれる瞬間に気づけるようになるでしょう。

そして、その瞬間に私たち天使に助けを求めると、恐れが大きくなる前にあなたの思考から瞬間的に消えていくことを体験できます。

あなたが恐れを育ててしまうと、私たちがそれを取り除くのに時間がかかるのです。

この段階で取り除ける恐れは、あまり深い経験でなく、単純な知識や思い込みや価値観や思考パターンによるものであり、あなたが恐れが育つ前に対処できるようになれば、それが、今この瞬間には、何も起こっていないこと、恐れに何の力もないことを理解できるようになります。

そうやって、あなたの中に、安心が育っていくと、あなたの思考はポジティブになり、次の段階に進むことができるようになるのです。

恐れを癒すための第二段階は、耳を傾けること、理解することであり、それはつまり、恐れと向き合うことです。

恐れから空想を膨らませ、大きく育てることがなくなると、あなたにとって、恐れは、前ほど恐れる必要のないものへと変わっていき、扱いやすくなっていきます。

恐れを育てなければ、それは、単なる感情の一つであり、他の感情と同じように、しっかりと受け止め、耳を傾け、理解することで、消えていきます。

この段階では、恐れの原因を突き止める必要はなく、ただ受け止めるだけで十分です。

恐れる自分を否定している人は、自分以外の誰かにも、「そんなことで怖がるなんておかしい」などと言いますが、どんな些細なことであれ、ある人が何かを恐れるのには、意識しているかしていないかに関わらず、その人にとっての十分な根拠があるのです。

だから、些細な恐れであっても、軽んじられるべきではありません。

恐れに根拠がないこと、力がないことを意識に置いて、恐れに耳を傾けてみてください。

そして、怖がっていることに理解を示してみてください。

励ましたり、言い聞かせたりする必要はなく、ただ耳を傾けることで、恐れは消えていきます。

これは、あなたの中にある程度の安心と信頼が育って始めて、できることです。

自分が守られていて、宇宙が幸せへと導いてくれているという確かな信頼が、あなたに恐れと向き合う勇気を与えてくれるでしょう。

恐れを手放していくにつれ、あなたは、信頼を確信へと育て、より強く深い恐れと向き合えるようになります。

恐れを癒すための第三段階は本当の安心の中で、過去の記憶を手放すことです。

この段階で、手放せるのは、あなたにとって、恐れが強く深いものです。

そのような恐れは、知識や思い込みではなく、多くの場合、過去世や今世での、辛い経験に起因しています。

経験から恐れが生まれるのは、あなたの中で、まだその傷が癒えていないということです。

だから、あなたにとっては、十分な根拠があり、恐れを手放すのが難しいのです。

第二段階から第三段階へ進むのは、ほとんど、ごく自然なタイミングでやってきます。

あなたが、恐れに耳を傾けているうちに、恐れは、過去世や今世での辛い経験を打ち明けてくれるようになるでしょう。

そのときには、私たち天使に声をかけ、抱えてきた痛みを手渡してください。

もちろん、それによって、今世の体験の記憶がすべて消えるわけではありませんが、あなたはそれを思い出すことがなくなっていき、思い出したからといって、心のどこかが痛むことはなくなります。

大切なのは、恐れているものはいつも、今この瞬間には、起こっていないということです。

あなたが恐れているものには、常に実態がありません。

あなたがそれを恐れているのは、過去の何らかの経験の残骸でしかないのです。

もし、その過去の経験がなければ、あなたは、恐れることはなかったはずなのです。

だから、あなたのどこかでは、恐れを手放すことへの恐れを感じてもいます。

恐れていれば、リスクを避け、安全に生きられるとエゴが思っているからです。

でも、恐れは、結局のところ、強いエネルギーなので、恐れているものを引き寄せようとします。

恐れを手放すことへの恐れがあるときには、まずは、それに耳を傾けてみてください。

この段階のときには、あなたは、すでに、自分が守られていることをしっかりと感じています。

その自分の感覚をしっかりと感じながら、恐れに耳を傾ければ、恐れを優しく受け止めてあげることができるでしょう。

本当は、恐れも、どの感情も、何一つ悪いものではありません。

感情は、あなたの本質からの訴えをあなたに伝えてくれるものでもあるのです。

感情の波に飲み込まれず、受け止めることができるようになれば、あなたは、様々な感情を喜びを持って歓迎できるようになるでしょう。


○笑い、楽しみ、喜びを大切にする


多くの人が、たくさんの恐れを抱えて、リスクを避け、安全に生きようとしています。

でも、それでは、自分を我慢させ、誤った道を歩くことになり、本当に喜びを感じることができません。

自分が本当の喜びを感じられていない人は、人の楽しみや喜びを妬みます。

表向きどうのように振る舞い、自分では気づいていない(顕在意識に上らない)としても、そのような妬みはエゴの仕組みとして、自然に生まれます。

笑い声を耳障りに感じ、うるさいと言いたくなるようなら、あなたは、本当に喜ぶことができておらず、人の笑いや楽しみや喜びを否定したくなっているのです。

それが、小さな子ども達の笑い声であれば、楽しみを求めているあなたのインナーチャイルドが、抑圧されているということでしょう。

あなたは、幼い頃に楽しむことを否定され、十分に笑うことができなかったのかもしれません。

楽しそうにしている人たちは、基本的に、特に自分に直接的に害をなさず、勝手にしているだけなのに、文句を言いたくなるのは、誰でもやっている当たり前のことなどではなく、ちゃんとした理由があるのです。

そして、その理由は、もちろん、癒されるべきものです。

楽しみは、日常の社会の中では切り詰められて、このような場所、このような状況で、笑ってはいけない、楽しんではいけない、と抑圧されています。

だから、ストレス発散が必要となり、その場では普段の我慢のことを忘れて、抑圧していた楽しみを十分に解放できるので、同じ我慢と解放をただ繰り返していきます。

私たちは、ストレスを発散することが悪いと言っているのではありません。

ただ、多くの人がしているそのような生き方が当たり前ではなく、変えることができると伝えたいのです。

社会の中では、深刻なこと、シリアスなことが求められ、笑うことが不謹慎だと捉えられがちです。

でも、微笑みはごく自然な愛の表現であり、笑いは喜びの表現です。

あなたは喜びの中で、世界に大きく開くことができ、すべてのものとの繋がりを感じられるのです。

笑いと喜びは、あなたをスピリチュアル的に大きく成長させる、とても大切なものです。

あなた方は、何かとすぐに深刻になりますが、そのようなときには、あなたは、笑うことができません。

深刻になっているとき、あなた方の中にあるのは不安であり、心と身体は緊張していて、自分がしていることがうまくいかないかもしれないと考えています。

もちろん笑いながら何でもすればいい訳ではなく、何かに夢中になり、真剣であるのは良いことです。

真剣さとは、何かにただ没頭していることであり、あなたが笑っていようといまいと、あなたの本質は、そのことを喜んでいます。

真剣なときには、緊張はなく、黙って集中していたとしても、すぐに笑うことができるでしょう。

真剣さと深刻さは、一見同じような態度に見えるかもしれませんが、内面的に起こっているのは、まるで違うことなのです。

あなたが自分を責めているときには、あなたは、深刻になっています。

「自分ができていないのだから、当然だろう」「そのようなときに笑うべきではない」とあなたは思うかもしれませんが、本当にそうでしょうか。

あなたが何かをして、誰かに謝るときには、もちろん、相手の痛みを思いやって、真剣である必要があるでしょう。

でも、多くの場合、あなたは、誰かに何かをしたというのでもなく、自分はできていない、良くないと、ただ自分をジャッジして、自分を責めています。

例えば、あなたにヨチヨチ歩きの子どもがいたとして、その子があなたに向かって一生懸命歩いていたけれど、途中でコロンと転んでしまい、ベソをかいたとしら・・・

あなたは、ベソをかいている気持ちに共感しつつ、微笑みながら抱き上げるのではないでしょうか。

また、コメディ映画の中では、欠点や失敗や悲しい場面でさえ、笑いに変えられています。

うまくできない、完璧でない、情けない、みっともない・・・そんなところは、本来、微笑みとともに受け止められるべきものです。

できている、完璧、凛々しい、かっこいい部分だけを認めるのは、愛ではありません。

だめなところが愛おしく、微笑んでしまうのが愛なのです。

きっとあなたは、自分の最愛の人には、そのように接しているでしょう。

あなたが、自分に注意深くなり、様々なものを手放していけば、ごく自然に、自分のだめなところに寛容になっていきますが、どうぞ、時々で構いませんから、失敗した自分、だめな自分に微笑みかけてみてください。

あなたが、自分を(バカにするのではなく)笑えるようになっていけば、あなたの中に自分自身への愛が育っていきます。

そのためには、あなたが普段からもっと、自由に笑い、楽しみ、喜べるようになることが必要です。

目の前で誰かがすべって転んだとき、あなたは、心配すべきだと思いながらも、なんだか笑ってしまいたくなることがあるでしょう。

そのようなとき、あなたの中では、「笑うべきじゃないのに、笑いたくなるなんて」と自分を責めているかもしれません。

相手がそのような笑いを受け入れられるかどうかによって、表に出すかどうかは変わりますが、あなたの中で、笑いを抑圧したり、否定したりするのをやめて欲しいのです。

多くの人が、笑い、楽しみ、喜ぶことへの、罪悪感を抱えています。

もし、その罪悪感がなくなって、誰もが自由に笑い、楽しみ、喜べるようになれば・・・

そのような世界、そのようなあなたをどうぞ、想像してみてください。

誰かが少々失敗したからといって、誰もそのことを責めず、いつでもどこでも、声を上げて笑うことができ、誰もそのことで変な目を向けたりしなくなるでしょう。

楽しい気分でスッキプしてもいいし、鼻歌を歌ってもいい。

あなたは、いい大人が、と思うでしょうか。

でも、そもそも大人とは、なんでしょう。

私たちの目から見れば、あなた方の言う大人とは、社会に適合するように訓練された子どもに過ぎません。

あなた方に必要なのは、頭で自分を動かすことではなく、本質に従うことです。

あなたの本質は、いつも自由で、喜びに満ちています。

私たちは、あなたに、今すぐ電車の中で、大声で笑いましょうと言いたいのではありません。

でも、誰もが深刻でいることそのものに、ユーモアを見出して欲しいのです。

無意識に深刻になるように訓練されてきたあなた方の習慣を変えるためには、意図的に笑いを探すことが必要です。

あなたが、もっと自由に笑い、楽しみ、喜べるようになりたいと感じたなら、今すぐに、そうなりたいと決心してください。

あなたの明確な意図は、常に宇宙に届き、私たち天使は、あなたの意図が現実化するよう、いつでもあなたを導きます。





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