Week7(43~49日)の記事

2022年3月15日火曜日

070__Week7

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私たち天使は、いつもあなたの側にいます。

あなたは、求めさえるすればいつでも、私たち天使のサポートを受け取ることができるのです。
あなた方人間の自由意志はとても大切なものであり、私たちは、基本的にあなたの許可がなければ、あなたの手助けをすることができません。

ですから、どうぞどんなことでも、私たちに助けを求めてみてください。

とはいえ、あなたは、これまでに助けを求めたけれど、何をどう助けてくれているのか、よく分からないと思ったことがあるかもしれません。

あなたが、私たちの助けが分からないと感じる原因は、あなたの信頼度が低い場合と、解決までに時間がかかる場合と、あなたの本質に沿ってない願いの場合と、あなた自身がどうするかを決めなければいけない場合があります。

あなた方は、ときに「どうしたらいいか」私たちに尋ねますが、私たちがそれに答えられないことがあります。

あなたが自分の本質に従って生きようとし始めた最初のときには、私たちはあなたの本質に沿って、あなたが「どうしたらいいか」を伝えることができます。

でも、あなたがスピリチュアルな成長をしていくにつれ、あなた自身が、自分が本当に「どうしたいのか」が分かるようになっていきます。

ですから、私たちは、あなたに直接的な答えではなく、「自分の内面に耳を傾けてください」とか「あなたはすでにどうすべきか分かっています」と伝えるのです。

もし、あなたがそのようなガイダンスを受け取ったときには、私たち天使が冷たくしていたり、厳しくしていたりするのではなく、ただ、あなたが着実にスピリチュアルな成長を遂げているのだと考えてください。

実際のところ、着実に進歩していくにつれ、あなた自身も、私たちに「どうしたらいいか」聞く必要を感じなくなるでしょう。

宇宙はなんでもあなたに必要なものを与えてくれますが、「どうしたいか」をあなたが決めることがとても大切です。

それは、自分の本質に従って、自分がしたいことを明確にするということです。

私たち天使も、あなたが、本当に幸せになるのだと決めていなければ、どちらに向かって導いていいか分からないのです。

逆に、もし、あなたが、何らかの声を聞いて、その指示に従って常に行動しているのなら、その声を疑ってみる必要があります。

何かに頼ろうとする気持ちを利用して、あなたのエゴを満たし、スピリチュアルな成長を阻む存在も、この世界には確かに存在しています。
(私たち天使は、あなたに行動を細かく指示し、そうしなければ悪いことが起こるというような恐怖を感じさることはありません)

私たち天使に助けを求めず、全くスピリチュアルな知識を持っていない人でも、知らない間に宇宙のサポートを受け取って、その人にとって正しい道を歩いていくことを考えれば、自分自身が「どうしたいか」を見極め、自分の本質に従うことの大切さが分かるでしょう。

スピリチュアル的に成長すればするほど、あなたが自分の本質に従うことが、絶対的に必要な要素となり、あなた自身が、その声を宇宙に解き放たなければいけません。

それは、あなたが、自分自身と繋がるということであり、自分自身(自分の本質)と繋がれば、宇宙とも繋がっているということです。

宇宙の流れは、常にあなた自身の進歩と同じ方向であり、私たちのサポートは、あなたがその流れにスムーズに乗っていけるようにするものです。

あなた方は、意識的にも無意識的にも、日々多くの望みを持ちますが、それは、エゴ的なものもあれば、ハイヤーセルフ的なものもあります。

また、ハイヤーセルフ的な望みであっても、それにエゴ的なものが混ざっていることもあります。

例えば、あなたのハイヤーセルフが豊かさを求めているとき、多くの場合、あなたのエゴはその望みを「お金が欲しい」と置き換えます。

豊かさとは、必ずしも、お金がたくさんあることとは一致しませんが、「お金が欲しい」というエゴの望みを追いかけ続ければ、お金を追い求めることに人生を費やしてしまいます。
(単純に、今持っているもので満足しましょうと言いたいのではありません)

仮にエゴの望みに正直に、お金を追い求めていたとしても、宇宙は必要なものを必要なだけ必要なときにあなたに与えているのですが、あなたは、お金が欲しいと私たちにサポートを求めているのに、思うようにお金がやってこないと不満を感じることでしょう。

そして、その不満が、あなたに豊かさをもたらすことの妨げとなるのです。

このように聞くとあなたは、エゴ的な望みが悪いものだと思うかもしれませんが、そうではありません。

何がハイヤーセルフの望みで、何がエゴの望みか、または、望みの中でどの部分がハイヤーセルフ的で、どの分がエゴ的なのかを見極めるためには、自分の望み、欲求にまず正直にならなければいけません。

あなた方は、頭で考えて、知識や常識やモラルを基準に、自分の望みが「良い」か「悪い」かを判断し、「悪い」望みはすぐに否定し、潜在意識に押し込んでしまいます。

それは、過去世から今世まで続いている、禁欲的、抑圧的な生き方が、霊的成長(悟り)に向かう道だという宗教的な価値観に基づいた無意識的な習慣です。

しかし、禁欲的、抑圧的に生きて、望みや欲求を否定していたのでは、本当にしたいことも分かりません。

あなた方が、「悪い」「エゴ的な」望みだと判断するものの中には、ほとんどの場合、ハイヤーセルフ的なものが含まれているからです。

もし本当に完全にエゴ的な望みであったとしても、それは、癒されるべきものであり、否定され、潜在意識に隠されるべきではありません。

「お金が欲しい」という望みを追いかけたとしても、それは間違いではなく、然るべきタイミングで、自分が本当は、ただ「豊かになりたい」のだと気づくことができます。
(宇宙がそのように導くからです)

そして、あなたが内面的に豊かになっていくにつれ、あなたのところには、宇宙が与えてくれる豊かさの一部として、お金もやってくるようになるのです。


○変化は内面から先に起こります


基本的に、どんなことであれ、内面的な変化が先に起こった方が、すべてはすんなりと進みます。

それはつまり、あなたの本質もそのような変化を望んでいるということです。

もし、内面的な変化が十分でなく、先に結果が出たとしたら、一度手にしたと思っていたのに、その後で、癒されるべきものが表面化し、手にしていたものを失ってしまうような出来事が起こる場合もあります。

もちろん、そのようなことが起こったときには、その出来事が必要なのですが、あなたが意図すれば、もっと穏やかな道を歩くことができます。

あなたが何かを望み、それがすぐに叶えられないと感じるときには、何が妨げとなっているのか、自分自身の内面に目を向けてみてください。

それが豊かさであれば、お金に執着しすぎていることかもしれないし、貧しさへの強い恐れかもしれないし、どこかでお金や、お金持ちを嫌っていることかもしれないし、豊かな自分を潜在意識では認めていないことかもしれません。

あなたは、生まれたときからお金持ちな人もいるではないかと思うかもしれませんが、それは、やはりごく単純に、今世癒すべきテーマが違うというだけのことです。

そのような思いも含め、あなたの苦しみを生み出す原因となっているものはすべて、あなたが自分を愛する過程において、癒され、手放されるべきものです。

ごく単純に言えば、あなたが、自分自身を苦しめているものを癒し、手放していくことが、自分を愛するということです。

そして、苦しみを手放していくのですから、スピリチュアルな成長過程において、もちろん、あなたは、幸せになっていくのです。

あなた方に、自らに苦しみを与えるような修行は必要ありません。

あなたの意識が望んでいなくても、あなたの中にある、癒され、手放されるべきものが表面化するときには、あなたが嫌だと感じるような出来事が起こる場合があります。

そのような出来事が起こる場合でも、宇宙は、あなたがそれに対処でき、その上でスピリチュアル的な意味のある成長につながるように、最小限にしてくれます。


○「楽に、すんなりと」乗り越えてください


多くの人が、修行的価値観を持っていて、「楽をするのは悪いこと」「自分を甘やかすこと」「人生には苦しみが必要だ」「何かを得るためには犠牲を払わなくてはいけない」と考えています。
(意識の中にないと思っても、潜在意識の中にはあります)

または、ドラマチックなことが好きだったり、悲劇のヒーロー・ヒロイン志向があったりする人もいます。
(自分はそのようなつもりはなくても、自分の中の一部にそのような人格を抱えていることもあります)

そのような場合には、人生の中に無駄に嫌な出来事や、ドラマチックな出来事が起こります。

起こらなくてはいけない出来事の場合でも、必要以上に大袈裟に、大変にしてしまうこともあります。

あなたが何か大変な出来事に見舞われて、苦しさを感じたなら、その後で構いませんから、「それが本当に必要だったのか」「必要以上に苦しみを大きくしていないか」よく見てください。

多くの場合、あなたが、何らかの出来事を「楽に、すんなりと、最小限の力で」乗り越えたいと意図すれば、あなたが考えていたよりも、ずっとずっと簡単に、それは解決していきます。

あなたがもし、「楽をしたい」と思うこと、意図することに抵抗があるなら、その抵抗が何を訴えかけているのか、よく耳を傾けてみるといいでしょう。

長い間、苦しい出来事ばかりで、辛い人生だと感じているときには、もし、「楽に、すんなりと」できるように意図して、それが叶ってしまったら、今までの自分が間違っていたように感じるかもしれず、今更「楽をする」なんて考えられないとエゴは抵抗します。

でも、自分が今までどれだけの経験をしてきたかに関わらず、今この瞬間から続く未来のために、過去を手放した方がいいと、あなたは思いませんか?

あなたがこれまでどんな生き方をしてきたかは、あなたが間違っていた訳ではなく、何らかの理由で、その生き方が必要だったというだけです。

そして、新しい生き方を知ったときは、ただ単に、それを変えられるタイミングがやってきたというだけです。

あなたが、楽をすることに抵抗があるなら、あなたのハートに、
「これまでの生き方を続けたいか」
「これから楽に生きたいか」
そっと問いかけてみてください。

もし、あなたが「楽に、すんなりと」変化していけるようになりたいのなら、どうぞ、私たち天使にサポートを頼むときはいつでも、「楽に、すんなりと」できるように、はっきりと意図してください。

もし、あなたが、「楽に、すんなりと」乗り越えたいと意図し、でもそれがうまくいかないと感じるときにだけ、このことが自分に必要なのだと考えてみてください。

あなたが、「楽に、すんなりと」あらゆることをこなしていくようになれば、あなたは、出来事を解決するために多くのエネルギーを使わなくても良くなります。

そうしてあなたが出来事に対処することよりもむしろ、自分に注意深くなることにエネルギーを注ぐようになっていけば、あなたの内面にある、癒され、手放されるべきものに、それが出来事になる前に、気づくことができるでしょう。

そうすれば、あなたが体験する嫌な出来事は、格段に小さく、少なくなっていきます。

それは、あなたの中にある癒され、手放されるべきもの(多くはネガティブなもの)を手放すためのプロセスに、他の人が関わらなくても良くなるということであり、あなたから周囲へネガティブな影響を与えることが無くなっていくということです。

何一つ心配する必要はありません。

あなたは、今この瞬間正しい道を進んでいて、確かに幸せに向かっているのです。

「自分は幸せになる」というはっきりとした意図を持ち続け、そのことへの信頼を育ててください。


○自分が幸せになるのだというはっきりとした意図は、あなたの支えとなります


「どのように」幸せになるのかは、ひとまず置いておいたとしても、「幸せになる」ことがあなたの中で決定事項であれば、あなたの人生で起こる出来事に対しての見方を変えることができます。

「自分が幸せになれるかどうか分からない」と思っている人は、人生に嫌な出来事が起こると、「やっぱり幸せになれない」と考えて、その思考によって、信頼は揺らぎ、ますます、幸せになれない方向へと向かっていきます。

でも、幸せになることが決定事項であれば、嫌な出来事が起こっても、「幸せに向かっているのに、どうしたんだろう」と楽天的に捉えることができ、「この出来事から何を癒し、手放せるだろう」と考えられるでしょう。

向かっている未来の一点を動かさなければ、たとえ揺らいだとしても、振り子のように、その範囲は限られています。

もちろん、あなたにとって「楽に、すんなりと」進んで行くことが当たり前になれば、揺らぐ範囲もとても小さくなっていきます。

今はまだ自信が持てないかもしれないけれど、あなたが幸せに向かっているのだと、いつも思ってみてください。

そして、人生に起こる様々な出来事を、すべて幸せに向かうために起きているのだと考えてみてください。

もちろん、今はできる範囲で構いません。

あなたが正しい道を進み続ければ、あなたができる必要があることは、どんなことであれ、あなたに必要なタイミングで、できるようになるからです。


○無理に理解し、覚えようとする必要はありません


理解し、覚えよう、記憶しておこうとすることは、頭ですることであり、頭をあまりに働かせると、潜在意識に入らなくなってしまいます。

あなたが必要だと感じるものを、すぐに見られるようにしておくのは構いませんが、記憶したり、言い聞かせたりするのは、頭、顕在意識、エゴの領域です。

あなたが、否定的でなく、かといって、盲信的でもなく、あなたのハートに従って受け止めたものは、あなたの潜在意識に吸収されていきます。

そして、その新しい知識は(あなたの本質は既に知っていたものですが)、潜在意識の中に作用して、顕在意識では気づかないうちに、何かを癒し、手放して、顕在意識に影響を与えます。

あなたは、自分を頭(顕在意識)で動かしていると思っているかもしれませんが、感情的になったり、何かを忘れたり、注意深くなろうとしてもできなかったり、眠るべきでないところで眠くなったりして、すべてをコントロールできている訳ではないでしょう。

あなた方の意識を、氷山に例えるなら、水から上に出ている部分が顕在意識であり、水の下の大きな部分が潜在意識です。

大きな潜在意識を、顕在意識で思う通りにすることはできません。

潜在意識とは、過去世の記憶や人格、インナーチャイルド、トラウマ、思い込み、価値観、ハイヤーセルフなどの集合体です。
(目に見えないものですから、言葉で表そうとすれば、説明も定義も変化しますが、今、ここではそのように理解していてください)

そして、潜在意識に含まれるハイヤーセルフ以外のものは、すべてエゴ的なものであり、癒されるべきものです。

潜在意識にあるものが顕在意識に上がってきたとき、あなた方がそれを「悪いもの」だと判断すると、習慣的に否定して抑圧し、再び潜在意識に押し込もうとします。

でも、潜在意識の中にあるエゴ的なものも、あなた自身であり、あなたを愛する以上、それらをすべて愛さなくてはいけません。

愛するとは、浮き上がってきたエゴの思う通りにするということではもちろんなく、傍に座り、手をとって、話を聞き、認めるということです。

そもそも、潜在意識の中にあるエゴ的なものは、否定されることによって、潜在意識に隠れてしまったのであり、本当は、あなたを悪い方に導こうなどとは、これっぽっちも考えておらず、ただ、あなたに愛されたいだけなのです。

例えば、あなたが怒りの感情を癒そうとして、一生懸命認めていたのに、あるとき、急に大きな怒りが出てきたとします。

そうすると、あなたは「頑張ってきたつもりなのに、できていない」と自分を責めたくなったり、「そんなことしても無駄なんだ」と投げやりになったりするかもしれませんが、それは、より深いレベルの癒しが起ころうとしているだけです。

澱んでいた川に新しい水が流れ始めると、表面にあった堆積物から流されていき、その下にあった大きな流木が出てくるようなものです。

また、あなたの潜在意識の中で、愛されたいエゴたちが、「なんだか最近、出て行ったら話を聞いてくれるらしい」と噂し合って、「じゃあ、私も思い切って」と顔を出してみたとイメージしてみてください。

なんだか、ほんの少し、エゴを可愛いと思えないでしょうか。

また、「これまで気づかずに否定していてごめんね」と言いたくなったりもしないでしょうか。

愛には、否定も批判ありません。

否定や批判はエゴのレベルで起こることなのです。

そのように聞くと、直ぐにエゴは、否定や批判が「悪い」ことだと判断しますが、どうぞ、自分の中に起こる否定や批判を、抑圧したり、否定したりしないでください。

抑圧は、常に、自分の中にあるものから、目を反らすことです。

単純な好みと違い、否定や批判とは、強いエネルギーを伴う感情であり、それが本当は何を訴えたいのか、よく見て、耳をすませば、その中にある、あなた自身を癒すための大切な意味を見つけられます。

他の人に向ける否定や批判は、結局のところ自分に向けているものであり、自分を愛することでしか本当にそれを止めることはきません。


○この世界に善悪はありません


あなた方はいつも結論を急ぎ、白か黒か、善か悪か決めたがります。

しかし、それはすべてエゴ的なものです。

例えば、あなたの職場に仕事を怠ける人がいて、あなたはその人のことが腹が立って仕方ないとします。

あなた以外にも、同じように感じている人がたくさんいて、誰から見ても、その人が「悪い」ことは明らかです。

でも、潜在意識的に見れば、あなたの中にも、仕事を怠けたい、という部分(人格)があり、あなたがそのような自分を認めず、否定して、潜在意識に押し込んだために、他の人を通して、自分を主張しているのです。

あなたと同じようにその人に腹を立てている人も同じで、その人は、複数の人の怠けたい気持ち(人格)を引き受けているということになります。

もちろん、その人には、元々怠けやすい傾向があり、その為に、そうなってしまうということも確かです。

でも、例えそうだとしても、その人に自分の何かを引き受けさせている以上、簡単に「悪い」とは言えないでしょう。

とはいえ、やはり、元々怠けやすい傾向があるのは、「悪い」ことではないか、とあなたは、思うかもしれません。

でも、その人は、もしかしたら、今の職場だから怠けてしまうだけかもしれません。

誰もが、自分の本質に従って生きれば、職場を含めて、自分にとって正しい場所にいられるようになり、そのときには、無理をして頑張りすぎたり、怠けたりということは無くなります。
(頑張るのも休むのも、自分の本質に従っているだけであり、ごく自然な行為になるということです)

だとすれば、あなたも、その人も、周囲の人たちも、自分にとって正しい場所にいないのかもしれず、そうだとすれば、やはりその人を「悪い」ということはできないでしょう。

とはいえ、私たちはあなたに、「だからその人に感謝しましょう」と言いたい訳ではありません。

今は、「そうなのかもしれない」と受け止めたけれど、「でも、やっぱりその人に腹が立ってしまう」ので、構わないのです。

あなたが何かを理解したとき、それによって頭であるべき行動を予測し、そのようにするのではなく、あなた自身の感情に、常に正直でいてください。
(本当に理解し、必要な癒しが起きたときには、必ず、感情も行為も変化します)

また、あなたは、近くにいる人のことは、自分が映し出されているのだと納得したけれど、自分とは直接関わらず、ニュースで見かけるような犯罪者はどうなのだ、と思うかもしれません。

自分が直接関わらないのだから、その人が「悪い」と思うのは当然です。

多くの人が、ひどい犯罪のニュースに対して、「あんなことをするなんて信じられない」と思ったり、誰かと言い合ったりしますが、スピリチュアル的視点から見れば、それは、エゴの「自分と相手は違う」という主張に他なりません。

そして、「自分と相手は違う」と主張したいときにはいつでも、自分の中のそのような部分を抑圧しているのです。
(「自分と相手は違う」という主張は、自分をある状態に保つためのアファメーションのようなものです)

多くの人が抑圧するものは(例えば人を傷つけたいというような)、そのような傾向が強い人のところに集中するのです。

多くの人が怒りを抑圧するので、それは地域的、風土的に噴出しやすいところに集中し、あなた方の世界に戦争が起こります。

世界のどこかで起こること、あなたの目に映るもの、耳にするものすべてが、あなたと無関係ではないのです。

自分以外の誰かが「悪い」と思っていれば、自分は変わらなくて済むので、変化を嫌がるエゴは安心しますが、そうやってエゴを満たしていることに、別の部分では罪悪感や孤独を感じます。

「自分と誰かが違う」と主張し続けることは、自分と世界との間に境界線を引き続けることであり、それは、宇宙との繋がりを断つことでもあるからです。

今、何かを変えようとする必要は全くありません。

ただ、善悪を判断し、良い悪いと言い続けることが愛ではなく、それをし続ける限り、本当に安心することも、幸せになることもできないのだと、心の片隅に置いておいてください。


○転生の仕組み


あなたは、自分が一つの魂として、一つの人生を生き、それが終わったら、転生して、次の人生を生きる、と考えているかもしれません。

だから、自分が今の自分でいるのは、自分がこれまで正しく生きてきた結果であり、何らかの「悪い」傾向を持った人は、その人がこれまで生きてきた結果だと思うのでしょう。

そう考えれば、それぞれの魂に善悪がありそうに思えます。

しかし、そうではないのです。

あなた方の魂は、一対一で転生しているのではありません。

大きな一つの塊から、一部が千切れて、一人の人間として生まれるようなイメージで、一つの生が終われば、また、その塊に戻ります。

グラスの水が、一滴飛び出して、一人の人間として生まれ、生が終われば、またグラスの水に戻るとイメージしても分かりやすいかもしれません。

だから、カルマや魂の傾向というものは、それぞれが抱えているのではなく、全体で抱えているのです。

あなた方が生まれるときに、自分が今世癒すべきものや人生の目的を決め、その塊の中から、自分に必要なものをピックアップして持っていくのです。

あなた方の生きているこの地球は、あなた方人間の魂全体を愛の本質へと戻らせるためにあります。

この地球上に起こることは、すべて、あなた方人間の魂全体が反映されたものです。

あなた方それぞれがこの世界に生き、愛に満たされて、全体へと還ることで、人間の魂全体が癒され、愛に満ちていくのです。

そうやって、あなた方の世界は、着実に進歩してきました。

あなた方人間の魂全体が、愛に向かって進もうとしているから、世界から、奴隷制はなくなり、差別が減っていき、個人個人が大切にされる時代になってきたのです。

あなた方は、あなた方人間をもっと信用しても大丈夫なのです。

あなた方の魂全体が映し出されたものなのですから、今の時代には、まだ、「悪い」ことが起こるのは仕方ありません。

つまり、あなた方のこの世界で、「悪い」ことをしているように見える人は、今世それを引き受けているだけなのです。

そして別の人は、違うものを引き受けているというだけのことであり、もしその人が「良い」ことをしているように見えたとしても、選ばれたのでも、特別なのでも、なんでもありません。

あなた方それぞれに善悪はなく、この世界にも善悪はないのです。

あなたは、今、どう感じているでしょうか。

あなたは、善悪のある世界に生きていきたいのか、善悪のない世界に生きていきたいのか・・・

どうぞ、あなたのハートに問いかけてみてください。

ほとんどの人が、今世犯罪を犯したり、人を傷つけたりしなくても、抱えてきた転生のどこかで、自分に価値がないと感じるような行いをしています。

それは無意識であっても、あなた方の中で、自分を愛せない、価値がないと感じる根拠になっています。

でも、ある人が、ある時代に置いて、何らかの「悪い」行為をすることは、避けられず、選択肢がなかったのです。

それは、時代や社会の常識とも密接に関わっています。

もし、あなたが、ある時代に犯罪者であったとしても、それはあなたがその生に置いて、それを引き受けたというだけです。

あなたに善悪はないのです。

あなたが、そのことを本当の意味で理解することは、あなた自身に対する許しであり、そのことによって、あなた以外の人、様々な行為を善悪の判断なく、受け止められるようになるでしょう。

本当の許しとは、あなたの中に善悪の判断がなくなるということです。

それはとても難しいことですが・・・

あなたが、誰かを許せないとき、ジャッジをしてしまったときには、そのことで自分を責めたりせず、ただ、自分がまだ、自分を十分に愛せていないのだと、理解していてください。

そして、もっともっと、自分に優しくなろうとしてください。

あなたは、ときには、自分が失敗したと感じたり、誰かに嫌な思いをさせたり、そのことによって、罪悪感を感じたりするかもしれません。

そのようなときには、無理に罪悪感を捨てようとせず、罪悪感そのものに耳を傾けてください。

エゴは、大げさに自分を責め立て、感情を掻き立て、まるで人生が終わったように、自分に生きていく資格がないように騒ぐでしょう。

でも、エゴが言いたいだけ、ずっと、それを聞いていてください。

エゴの言い分を、紙に書き出してみてもいいでしょう。

聞いてる最中は、苦しい気持ちになるかもしれませんが、ずっと聞いていれば、必ず、エゴの気が済む瞬間がやってきます。

あなたは、「そんな大げさな」とエゴを笑いたくなるかもしれません。

書き出したときには(そこに書いたものは排泄物のようなものなので)、見返したりせず、その紙をさっさと破り棄て、それとともに、自分の中にあった不調和が、手放されたのだという爽快感を感じてください。

あなたに大きく影響を与えていたものが手放されたときには、多少、苦しさを引きずったり、疲労を感じたり、虚しくなったりするかもしれませんが、それはどれも一時的なものです。

いつでも、私たち天使に、あなたが「楽に、すんなりと」乗り切れるように、助けを求めてください。

そして、また、あなた自身に優しくいてください。

あなたは、いつもすぐに忘れてしまうかもしれないけれど、大切なのは、あなたが自分に優しくいること、自分を愛することです。

あなたが、自分に注意深くなり、人との関わりや、状況から、または、あなた自身の感情の変化などによって、あなたの中で訴えかけているものを見つけ、それを受け止めることで、癒し、手放していくことは、あなたが生きている間、ずっと続きます。

あなたは、最初、それをひどく面倒で、嫌なことだと思うかもしれないけれど、自分との間で信頼関係が築かれ、自分に愛を感じられるようになるにつれ、そうすることが心地よくなっていくでしょう。

そして、それに伴って、あなたの外側の状況も変化していきます。

あなたと関わる人は、あなたと同じように生きたいと感じ、同じことをし始めるでしょう。

そして、その人と関わる人もまた同じように・・・

そうやって、あなた方の世界は癒されていきます。

自分以外の誰かをどうにかしようとするより、ずっと早く。

ですから、どうぞ、あなたのことに集中してください。

あなたをもっと大切に、優しく扱ってください。

そして、そのことによる最高の結果をあなた自身が、まず、受け取って欲しいのです。





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