Week4(22~28日)の記事

2022年3月18日金曜日

040__Week4

t f B! P L

 私たち天使は、いつもあなたの側にいます。


あなたが、そのことをすっかり忘れていても、眠っているときでも、あなたが私たちを信じられないと思っていたとしても、いつも変わらずあなたを見守っているのです。

ときには、あなたに思い出してもらえるように、様々なサインを出すこともあります。

羽根や雲や虹、あなたが空を見上げたときに横切る鳥、置物や、Angel の文字、あなたがそれを目にしたときに、微笑んだり、嬉しくなったり、気持ちが安らいだりするものは、すべて私たちが、あなたを愛し、見守っているサインです。

あなたは、自分がちゃんとできているだろうか、最後までできるだろうかと心配になるかもしれないけれど、あなたが一人で頑張る必要などなく、どんなときも、どんなことも、私たちと一緒に進めることができるのだと覚えていてください。

これから先、変化することが怖くなったり、落ち込んだり、なんだか腹が立ってみたり、投げ出したくなったりすることもあるでしょう。

でも、そんな気持ちになっても構いません。

あなたは、これまでも正しい道を歩いてきたし、これからも同じです。

もちろんあなたがすぐにそう信じられないことを、私たちはよく分かっています。

よく分かっているから、何度も繰り返し同じことを伝えるのです。

あなたは、大丈夫。

ちゃんと進歩しています。


○自分を責めることと罪悪感を手放しましょう


大切なのは、あなたが自分に注意深くなり、思考や感情で自分自身に何をしているかに気づくことです。

あなたは、もうすっかり習慣化していて、自分をいつ責めているのか、いつ罪悪感を抱えているのか、なかなか気づくことができません。

自分を責めていることに気づいても、知らない間に始めていて、その原因が頭から離れず、どうしたら止めることができるのか分からないと思うかもしれません。

あなた方は、火に指先が触れると、反射的に手を引きますが、これはあなた方の大脳の指令ではなく脊髄反射によって行なわれます。

これと同じで、あなたが罪悪感を持つことや自分を責めることは、あなたの本質に触れることなく、エゴの反射として瞬間的に行われるのです。

エゴの反射とは、あなた方の中では、思考に他なりません。

あなた方は、思考とは、頭の中で文章になったもの(「お腹がすいた」というような)と思っているかもしれませんが、実際には、言語化する前に思考は存在しています。

例えば、待ち合わせしていたら、あなたの友達がとても素敵な服を着て現れたとします。

あなたは、おそらく、「とても良く似合っていて素敵ね」と褒めてあげるでしょう。

でも、潜在意識の中では、その言葉が出てくるまでのほんの一瞬に様々なことが起きています。

(1)「私にはあんな服は似合わない。羨ましいな」という思考が、褒め言葉に変換される場合もあれば、
(2)「私と二人なのに自分だけそんな服着て来なくたっていいじゃない」という不満が生まれ、その後「そんなこと思ってはいけない」という思考があり、更にあるべき行為を判断した結果として、褒め言葉になっている場合もあります。

褒め言葉の前に起こるこれらの思考は、顕在意識で認識されないこともあります。

特に(2)の場合は、「良い人でいなければいけない」と思っている人ほど、自分が持った不満が、思考としてはっきりと言語化されることはありません。

また、「そんなこと思ってはいけない」と思うのとほぼ同時に、「この人にはこれが一番似合うから」とか「何を着るかは相手の自由だから」というような自分を諭す思考も存在しています。

言語化されない思考は、顕在意識では認識されないので、自分は、ただ相手を褒めただけで、相手を褒めたのだから良いこと、正しいことをしたと思っているのですが、潜在意識のレベルには、比較と、妬みと、自己否定と、罪悪感が抑圧されて、蓄積されます。

あなた方は(正確にはあなた方のエゴは)、自分が良い人でいるために、思考を選択しているのです。

エゴは、「自分は良い人だ」と思っていられるように、良い人の思考として相応しくないものを、顕在意識に認識させないようにし、潜在意識に隠します。

あなたは、「自分にもそのような思考パターンがあるかもしれない」と、このようなことに心当たりがあると、また自分を責めたくなったり、自分が嫌になったりするかもしれません。

でも、どうぞ自分を責めないでください。

あなたという存在は、1.あなたの本質、2.エゴ、3.肉体 で、構成されています。

良い人にこだわるのも、思考を選択するのも、自分を責めるのも、自分が嫌になるのもすべてエゴですが、肉体に手や足があるように、エゴはあなたを構成しているものであり、エゴとしての自然な反応をしているだけなのです。

良い人にこだわるエゴは、隠されていた「良い人に相応しくない思考」を見つけると、自分に対して嫌悪感を感じます。

だから、自分を守ろうとするエゴは、自分に対して嫌悪感を持たないで済むように、思考を隠すのです。

エゴを悪いものだと決めつけるのではなく、本来あるものとして受け入れ、自分を責めることを止め、その機能と仕組みを理解すれば、自分のエゴに対して客観的な視点を持つことができます

客観的になれば、今まで見えなかったものが見えるようになるのです。

自分を責めているということは、自分に悪いところがある、と思っているということですが、顕在意識で認識している「自分の悪いところ」は、自分が受け入れられる範囲であり、潜在意識に隠そうとしている部分は、自分が受け入れられない範囲に属しています。

普段から自分を責め、罪悪感を抱いて、それでいっぱいになっていると、それ以上のものを抱える余地はありません。

エゴが思考を隠すのは、自分を守るためなのです。

そして、エゴは、自分を守る方法をそれしか知りません。

あなたが自分を愛するためには、自分の中に嫌な部分を見つけたとき、それをただあるものとして柔らかく受け止められるようになることが必要です。

それは、あなた方にとって、新しいやり方であり、私たち天使があなたに向けているまなざしに近づくことです。

あなた方は、自分の「悪いところ」を抑え込む方法しか知らずに、ここまで来ました。

今の時代に求められるのは、あなた自身を丸ごと受け止めること - 愛することです。

あなたの持つこれまでの価値観では、エゴは悪いことをしているように思えるかもしれませんが、本当はただ恐れていて、自分を守ろうとしているだけです。

責めたり、否定したりすればするほど、エゴは自分を隠そうとし、複雑になります。

あなたが、もし自分の中に「あるべきでない」と感じる思考を見つけたら、「そう考えることもあるよね」とただそれだけを考えるようにしてみてください。

もちろん、気づいたときには、すでに自分を責めているかもしれませんが、そのことについても「また自分を責めてしまった」などとがっかりしたり、責めたりすることなく、「長い間続けてきたんだから、そう簡単にやめられないよね」と受け止めてください。

自分を責める材料を見つけても自分を責めないし、自分を責めていることに気づいても、自分に嫌悪感を抱いても、自分を責めないでください。

そうしていると初めて、あなたの頭の中で、言語化されず、無意識的、自動的に選り分けられている思考に気づくことができるようになります。

それは、自分を癒すために、絶対的に必要な気づきです。

今まで顕在意識に上げないようにして気づかずに済んでいたこと(気づかないようにしていたこと)が明確になると、初めは、嫌な気持ちになることが増えるかもしれません。

でも、それこそが、あなたが自分を愛するために必要なプロセスなのです。

ですから、どうぞ、いつも少しだけ自分に注意深くなり、根気よく続けてみてください。

そして、あなたが今まで気づいていなかった自分の思考に気づくことで、自分を責めたくなったり、嫌になったりして疲れてしまったら、いつでも私たち天使に助けを求めてください。

私たち天使は、あなたがまた自分に優しくなれるように、私たちの愛であなたを包み込みます。


○自分を責めず、罪悪感を持たないとどうなるのでしょう


あなたは、人が嫌がることをしても、反省しなくていいのか、と考えているかもしれません。

反省しない人は、自分勝手になるのではないか、と心配にもなるかもしれません。

しかし、実際には、あなた方は、誰かに嫌な思いをさせたり、迷惑をかけたりしたら、罪悪感を抱かないではいられません。

罪悪感を手放すためには、必要のない場面でそれを持たないようにすることと、罪悪感を抱いてしまう行為に別れを告げることが必要です。

でも、あなたは、「罪悪感を抱く行為に別れを告げることができていれば、悩んだりしない」と思っているかもしれません。

例えば、愚痴を言わずにいられないとか、怒りを爆発させてしまうとか、過食してしまうという行為を、止めようとても止められないという経験を、多くの人がしているでしょう。

でもそれは、あなた方のやり方が間違っているからです。

あなた方は、長い歴史を通して、何かの行為を止めるためには、それを抑圧するしか方法はないと思い込んでいます。

うまく押さえつけられないときには、心が弱いから、自分に甘いからと、抑圧する力を強くするために、修行を行ったりしていました。

だから、その行為が止められない自分を責め、その行為を求める自分を責め、過去にしてしまったことにいつまでも罪悪感を抱き続けて、自分を抑圧しようとします。

抑圧しても、それは潜在意識に押し込まれるだけで、あなた方の内面では、何の変化も癒しも起こっていません。

だから、一定期間抑えることができても、ふとしたきっかけで元に戻ってしまうのです。

無理矢理何かを止めさせようとすることは、力と力の押し合いのようなものであり、あなたは、そのことでエネルギーを消費してしまって、本来エネルギーを注ぐべきことができなくなってしまいます。

まずは、あなたが本当は続けたくない行為をしてしまうことを認めること、そして、それを抑圧しないことです。

もちろん、それが他の人に迷惑を掛ける行為や、自分を傷つける行為の場合は、その行為を止めるために何らかの対策をする必要があります。

怒りも嫉妬も欲望もエネルギーであり、それらが起こったときに、そのエネルギーを使って何かをすると、それらの感情はエネルギーとして消費されます。

私たちがあなたにヨガやエクササイズを勧めるのは、単に身体のためだけでなく、感情の癒しのためでもあります。

怒りを感じたら、その怒りのエネルギーを意識的に使おうと意図して、走ってみたり、踊ってみたり、枕を叩いてみたりすれば、怒りは消えていきます。

でもあなたは、そのようなことを試してみたけれど、またすぐに怒りが込み上げてきたというような経験があるかもしれません。

その理由は、怒りを発散するだけでは、怒りが生まれる根本原因が癒されていないことと、怒りを感じた自分をどこかで責めていることが原因です。

例えば、怒りにまかせて枕を叩いたとしたら、きっとあなたは、「枕に悪いことをした、ものに当たるなんてよくない行為だ」と思っているでしょう。

せっかく怒りを発散するために行動したのに、すぐに自分を責めたのでは、またすぐに怒りが湧いてくるのは当たり前です。

また、根本的な原因を癒すためには、表に現れているエネルギーを発散さていくことで、その根っこにある原因を浮かびあがらせることが必要です。

長い間抑圧してきた感情が、あなたの中にたくさんあれば、根本原因まで辿り着くのには、多少の時間がかかります。

何かが止められないことの原因は様々にあり、表に現れるのは怒りとか嫉妬とか欲望という同じものに見えますが、それを生み出している原因が複数ある場合も多いのです。

あなたが、あるパターンの怒りの原因を特定し、それを理解し受け入れることで、それを手放して「このパターンからは解放される」と思っていたのに、暫くすると同じような怒りが湧いてきて、がっかりするようなことがあるかもしれません。

でも、それは、手放せたと思っていたものが手放せていないのではなく、表に現れている同じ現象の別の原因が浮かび上がってきたというだけです。

あなたという存在には、あなたの想像以上の深みがあります。

そのような深みがあなた自身の中にあることを理解して、どうぞ、根気よく自分と付き合ってください。


○罪悪感を生み出す大きな原因


あなたが、罪悪感を抱えてしまう理由の一つは、自分の中にこうあるべきという人物像 - 理想像があって、それと自分を常に比較しているからです。

多くの場合、その理想像は、キリストのような聖者であり、とても高いレベルに設定されています。

そして、キリストのような人物を想像しているときには、自分がするべき行為の基準は、聖書が元になっています。
(あなたは、今世において聖書を読んだことも無いし、キリスト教ともかかわりがないと思っているかもしれませんが、過去世での熱心な信仰によって、聖書や経典はあなたの潜在意識の中に刷り込まれています)

また、直接宗教的な価値観とは関わらず、ただ「良い人」でいることに強いこだわりを持っている場合もあります。

いずれの場合も、理想の自分で在ろうとすることは、何らかの型に、無理矢理自分を押し込もうとしているようなものです。

あなたは、あちこち当たって痛いし、苦しいけれど、その自分の苦しさよりも、あるべき姿になることを重要視しているのです。
(修行的価値観を持っていれば、その苦しさも、必要なものだと思っています)

理想の自分と食い違う自分は、常に、存在してはいけないものとして、抑圧されています。

抑圧された自分は、あなたの潜在意識に影響を与え、自分が気づかないところで、言動として現れます。

言っていることと、やっていることが違うと感じるような人は、抑圧している自分が気づかないうちに出て来ているのです。

そして、自分自身はそのことに気づかず、自分に矛盾はないと思っています。

例えば、「悪口を言う人は信用できない、自分は悪口を言わない」と言っている人がいたとします。
でもその人は、自分が嫌いな有名人のことになると、辛辣に、悪し様に批判したりします。

それは「悪口を言わない」ということと矛盾している訳ですが、多くの場合その人の中では、「有名人は身近な人でなく、自分が言っているのは悪口ではなく、論理的で、常識的な批判だ」と考えてつじつまを合わせています。

その人の中には、「悪口を言うのは自分の理想ではなく、自分はそのような人間ではない」という気持ちと、「人を悪く言いたい」という気持ちの両方があるのです。
(人を悪く言いたいのは、自分の方が優れていると主張したいエゴの思考です)

あるべき姿、理想、良い人とは、本当に必要なものでしょうか。

理想も、良い人もエゴが作りだしたものであり、本来でない自分を作り上げて、生きているようなものです。

自分の内面に注意深くなっていくと、自分を理想的な人として作り上げて生きている人を、とても表面的に感じられるようになります。

それは当然で、その人は、自分の作り上げた自分、表に出している自分だけが自分だと思っていて、潜在意識に押し込んでいるものは見ずにいるからです。

自分を理想の枠にきちんとはめることができている人は、あなた方の一般的な価値観では、成功者のように感じられるでしょう。

でも、スピリチュアル的な視点で見れば、まったく違って見えます。

自分が良い人でいることにこだわっている人は、自分に対してしているのと同じように、人の評価を「良い人」か「悪い人」のどちらかで判断しようとします。

自分が「良い人」だと判断した相手のことは、基本的に「良い人」で括ってしまい、相手のエゴ的な面を見ようとはしません。

それは、人の嫌な面を批判することが悪いことだという価値観によるものであり、自分が「良い人」に見られたいからでもあります。

あなた方は、意識的無意識的に自分にしていることを、人にもします。

良い人にこだわっている人は、自分を「良い人」にしておくために、自分の中のエゴ的な部分も、他の人の中のエゴ的な部分も見ようとはしないのです。

それがエゴ的な醜いものであれなんであれ、「あるもの」を見ないのは、愛ではありません。

「あるもの」をあるものとして受け止めることが愛であり、エゴは、愛されることを求めています。


○抑圧は、良い人、理想的な自分でいるために行われます


あるべき姿、理想、良い人とは、あなたが本質で生きることを妨げるものに他なりません。

理想があるから、人の評価が気になるし、自分を責めるし、コントロールするし、抑圧するし、罪悪感を抱くのです。

あなたが理想を手放せば、それらのことに注いでいたエネルギーを自分のために使えるようになります。

そして、あなたの本質が表に現れてくるようになり、これまで、表に出てこられなかった才能が現れるのです。

あなたは、自分を責めたり、嫌悪したり、罪悪感を抱きながら、抑圧している自分に才能がないとか、能力がないとか、根気がないという評価を下していますが、その判断は間違いです。

あなたが、自分に対して課しているネガティブなエネルギーを手放し、本質が表に現れれば、今世あなたが為すべきこと、あなたがしたいことをするために必要なものをすべて持っているのです。

あなた方は、自分の嫌な部分が見たくなくて、自分の内面を掘り下げようとはしませんが、自分の内面を深く掘り下げなければ、自分自身の本質に辿り着くことはできません。

自分を抑圧せずにいて、自分の中に嫌な部分を見つけたとき、それをただあるものとして柔らかく受け止められるようになることは、あなた方にとって、新しいやり方です。

エゴは、同じこと、繰り返すこと、常識的なことに安心するので、新しいやり方をすることに反発します。

もし新しいやり方をして、それがうまく行けば、これまでの自分が間違っていたということになります。

続けてきた期間が長いほど、間違いに気づくのは恐ろしいものです。

あなた方が年齢を重ねると、人の意見を聞けなくなったり、頑固になったりして、変化するのが難しくなっていくのは、エゴがこれまでの人生を否定されることを恐れて、強力になっていくからです。

「もし、自分のこれまでしてきたことが間違っていたらどうしよう・・・そうなるくらいなら、このままでいた方がいい」

あなた方の潜在意識には、過去世も含めた経験が蓄積されていて、年齢に関わらず、そのような不安を抱くものです。

エゴは、過去と未来のことばかり考えています。

自分がこれまでしてきたことにこだわり、それを手放すことができないので、変化を受け入れることができません。

それらの恐れを超えて変化していくためには、今この瞬間に集中することしかありません。

エゴのこだわっている過去と未来を一度手放して、今この瞬間だけに集中し、感覚に従って、今の自分にとって最善のことをするのです。

今、あなたのハートに問いかけてみてください。

ハートに手を当てて、ゆっくりと呼吸をして・・・

「今の自分にとって、最善のことは何?」

今していることを続けたい・・・・?

それとも、窓を開けて、新鮮な空気を吸って、一息入れたいでしょうか?

あなたが今していることに抵抗を感じるときにはいつも、あなたのハートに問いかけてみてください。


○宇宙の流れに乗る


あなたのハートは、それがどんな些細なことであれ、常にあなたを、自分自身を愛し、本来の自分として自由に生きられる方向へと導いてくれます。

そしてそれは、宇宙の流れ、宇宙の進化の方向と一致しています。

つまり、ハートに従うことは、宇宙の流れに乗ることです。

エゴは、成功や結果を出すことに強いこだわりを持っているので、大きな行為や決断をするべきだと自分を急かしています。

だからエゴは、ハートからの答えも、人生を変えるような大きなものだと期待しています。

でも、ほとんどの場合、ハートからの答えは、ほんの些細なことです。

散歩に出掛けたい、ぼんやりしていたい、今日はもう休みたい・・・

そんな答えが返ってくると、あなたは、がっかりするかもしれません。

「人生の目的を教えてほしいのに、私のハートは答えてくれない」そんな風に少し腹立たしく感じることもあるでしょう。

でも、あなたのハートが人生の目的のような大きなことを打ち明けてくれないのは、あなたとあなた自身との間に、まだ信頼関係が築けていないからです。

些細なことをおろそかにせず、ハートに従っていけば、あなたが知りたいと思っていることは最善のタイミングで知らされるでしょう。

宇宙は常に、あなたに必要なものを、必要なタイミングで、必要なだけ届けてくれます。

でも、あなたは、「自分はあれも欲しいし、これも欲しいし、こうなりたいのに、叶えられていない。宇宙を信頼できない」と思っているかもしれません。

何かが欲しいのに手に入らない、という思いは、あなた方に苦しみを感じさせます。

宇宙の法則と実際のあなたの状況との間に、大きな溝があるように思えるのは当然です。

「何かをしたいのに、できない」「何かが欲しいのに、手に入らない」、宇宙は必要なものを必要なときに与えてくれると言っているのに、どうしてそんなことが起こり、苦しみを感じなければいけないのでしょう。

私たち天使は、あなたに視点を変えてみて欲しいのです。

「自分は欲しいものが手に入らないと言って苦しんでいるけど、宇宙は必要なものを必要なときに与えてくれると言っているのだから、苦しむ必要はないはずだ」

そう考えてみてください。

そうすれは、欲しいものが手に入らないことではなく、自分の何が苦しみを生み出しているのかに、視点が移ります。

例えば、「明後日、友達と出かけるのに着ていく服がない」とあなたが感じていたとします。

でも、その服は明後日に必要なのであり、今この瞬間には必要ありません。

また、あなたがいつも裸でいるのではない限り、服はすでに持っているはずで、だとしたらなぜ「ない」と感じるのかに注意を向ける必要があります。

もしかしたら、「同じ服ばかり来ていると思われたくない」「おしゃれだと思われたい」という気持ちが強いのかもしれません。

だとしたら、そのような気持ちを癒すことが先決です。
(人目を気にしている自分を決して責めることなく、ただ癒すのです)

また、服を買いに行っても、なんだかピンと来るものに出会えないときには、あなたが既に持っているもので何とかなるというサインです。
(友達との予定そのものが急にキャンセルになったりする場合もあります)

「明後日、友達と出かけるのに着ていく服がない」ことで、あなたが、今悩む必要は少しもありません。

とはいえ、服くらいなら、簡単にそう考えられても、自分を愛してくれる人、となると難しい・・・そんな風にあなたが思うのも当然です。

夜中に急に寂しさに襲われて、今誰かにいて欲しい・・・感情的に切羽詰まっていて、誰か助けてと叫びたい、そんな経験があるかもしれません。

でも、どうやっても、急にその場に誰かが現れたりするのは無理そうです。

感じている辛さが大きいと、何かを求める気持ちも強くなり、それが手に入らないことで、苦しみが増えていきます。

私たち天使は、いつでもあなたに愛を注いでいるのですが、苦しみに溺れてしまっているときには、あなたは、私たちのことを感じられなくなり、肉体を持った人が欲しいのだと言い張ります。

そのようなときでも、やはり、視点を変えることが必要です。

あなたは、もともとあった寂しいという辛さの上に、誰もいないという苦しみを乗せて、増やしてしまっています。

まずは、そのことに気づければ、苦しみの量を減らすことができるでしょう。

また、今この瞬間に誰かが現れて、あなたを慰めてくれたとして、その後はどうしたいのでしょう。

とりあえず、今この瞬間だけ現れて、あなたが満足するだけ慰めてくれたら、消えてくたらいい・・・のであれば、相手を道具のように使いたいだけということになり、何かが癒されるべきです。

そうではなく、ずっと一緒にいたいのだとしても、それは、四六時中ということではなく、あなたの都合に合わせて欲しいと思っている部分があるはずです。

もっと単純に、今この瞬間に、愛してくれる人が現れるなら、部屋を掃除しておかなくては、とあなたは、思うかもしれません。

落ち着いて、よくよくハートに耳を傾けてみれば、自分が今すぐそのような人を求めている訳ではない、と分かることもあります。


○苦しみを限定する


エゴは、過去と未来のことばかり考えているので、今この瞬間に起こっている以上のことを考え、苦しみを増やしていきます。

例えば、あなたが料理をしていて、ほんの少し手を切ってしまったとき、今この瞬間にあるのは、その肉体的な痛みだけですが、エゴは「自分には手当をしてくれる人がいない」から始まり、「今までもずっといなかった」と続き、「これからも現れないに違いない」などと、苦しみを大きくするのです。

多くの人が、あらゆる場面で、そのような思考パターンをしています。

エゴが苦しみを大きく育てていることに気づき、今この瞬間に意識を戻してください。

エゴは、自分の望む幸せな展開が、これまで起こらなかったから、これからも起こらないだろう、と考えますが、エゴに未来が分かっている訳ではありません。

でも、今この瞬間に苦しみのエネルギーを注ぎ、未来を暗いものと予測するから、そうなってしまうだけなのです。

苦しみを限定していけば、今この瞬間にするべきことや、癒すべきことが明らかになっていきます。

私たち天使は、あなたが、苦しみを限定できるように、そして、今この瞬間に集中できるように、いつでもサポートします。

あなたが今この瞬間に集中することができれば、ほとんどの苦しみが消えていくのです。


○ハートの感覚と、直感に従いましょう


それらは、どちらもあなたの本質からやって来るものです。

あなたがハートや直感に従うことに、エゴは抵抗したり、恐れたりするかもしれないけれど、それは一時的なもので、前に進んでみれば、あなたの中には、喜びが溢れてきます。

あなたが、ハートから受け取ったものに自信が持てなかったり、それをする勇気が無かったりするときには、私たち天使に声を掛けてください。

あなたがエゴの声に惑わされず、宇宙を信頼し、安心して、ハートや直感に従えるようになるためには、経験を重ねていくことが必要です。

最初からうまく行かなくてもいいし、失敗したからと言って、あなたの人生がどうにかなる訳ではありません。

あなたが何かを失敗した(ように見えた)としても、それは、宇宙の計画通りなのです。

ときには、メモを持たずに買い物に出かけ、時計を見ずに行動し、目覚ましを掛けずに眠ってみてください。

もちろん、あなたの無理のない範囲で、でも、ちょっとした冒険心を持って。

その小さな勇気が、あなた自身と宇宙への、あなたの信頼を育ててくれるでしょう。

それでは。

今あなたが何をしたいのか、改めてハートに問いかけてみてください。

そして、それに従うことで、あなたが自分自身を愛し、本来の自分として自由に生きられる方向へと、また一歩踏み出しましょう。







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