Week3(15~21日)の記事

2022年3月19日土曜日

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t f B! P L

 あなたが、どのように自分を評価していたとしても、私たち天使には、あなたの着実な進歩がしっかりと見えています。

そして、それをいつも賞賛しているのです。

あなたの進む道は、あなたが自分自身を愛し、本来の自分として自由に生きられる未来へと続いています。

変化はいつも、目に見えない時期がしばらく続いた後、急に成果として現れます。

ですから、どうぞ、あなたの変化や成長に関して、ネガティブな評価を手放し、安心していてください。

そして、あなたが自分の変化や成長について、不安になったときには、私たちのことを思い出してください。

私たち天使は、あなたが自分自身に肯定的でいられるよう、いつでもあなたをサポートします。


○あなたの今の気分はどうでしょう。


「やらなければ」という気持ちになっていないでしょうか?

もちろん、私たちは、それを悪いと言いたいのではありません。
(ですから、もしあなたの中に「やらなければ」という気持ちがあったとしても、自分を責めたりしないでください)

大切なのは、あなたが自分に注意深くなることです。

そのために、「ねばならない」ではなく、あなたがしたいと思っているかどうかを、改めて確認してみてください。

両手をハートに当て、目を閉じて、ゆっくりと呼吸をしてください。

そして、「今、したいかな?」と優しく問いかけましょう。

もし、「今はしたくない」「今じゃない」と感じたら、自然にしようと感じるまで、あなたに時間をあげてください。

そして、後回しにすることで、あなたの「ねばならない」気持ちがそわそわ(いつするんだろう、今しておかなくては・・・)と動いて落ち着かなくなるなら、最善のタイミングが来るまで、あなたが落ち着いていられるように、私たち天使に助けを求めてください。


○私たち天使とあなたの関係


あなた方の中には、過去世での宗教的教え(特にキリスト教のような)によって、神や私たち天使は、崇めるものという価値観があり、それによって、私たちの伝えることは、「絶対的に受け入れるべき」と思っている部分があります。

でも、私たちのガイダンスは、提案であって、強制ではありません。

私たちは、緊急の場合以外で、あなたの自由意思を侵害することはありません。

あなたが、私たちからのガイダンスを受け取ったときには、「従わなくては」と考えるのではなく、「そうするといいかもしれない」と柔らかく受け止めていてください。

そうすれば、あなたは、必要なタイミングで、ごく自然にその行動に導かれます。

意識的に行動していくことが大切な場合もありますが、そのような場合でも、ガイダンスの「いう通りにする」のではなく、あなたが決めてそうしているという感覚が大切です。

私たちのガイダンスは、あなたが愛に満ちる方向へと導くものであり、それは、あなたのハイヤーセルフと常に一致します。

あなたは、本来、あなたの本質(ハイヤーセルフ)の声を聞き分け、それに従える力を持っています。

私たちが、ガイダンスとしてそれを伝えるのは、あなたが、何らかの理由で、ハイヤーセルフの声を聞き分けられなかったり、自信が持てなかったりするときです。

あなたが、私たちからのガイダンスを「そうするといいかもしれない」と受け止め、すっかりそれを忘れていたとしても、然るべきタイミングで、自分がそのように行動することを体験すれば、私たちのガイダンスとあなたの本質が常に同じだということが分かり、安心していられるようになるでしょう。

そのような体験を繰り返していくにつれ、あなたは、私たちからの明確なガイダンスを必要としなくなっていきます。

あなた方人間の自由意思は、宇宙の中で特別なものであり、重要な意味があります。

ですから、私たち天使を始めとする聖なる存在たちは、あなたの自由意思を侵害することはありません。

あなたは、私たちのガイダンスだけでなく、あらゆるものから自由でなくてはいけません。


○あなたの自由を奪うもの


あらゆるものから自由であるとはどういうことなのか、どうすればいいのか・・・・あなたは、きっと、戸惑いを感じることでしょう。

ほとんどの人が、自由を感じられず、窮屈さを感じて生きています。

お金、時間、仕事、社会のルール、それらはあなたの自由を奪うものに思えます。

制限はあらゆる方向にあり、あなたは閉じ込められているように見えるでしょう。

でも、本当にそうでしょうか。

例えば、あなたは、海外旅行に行きたいけれど、時間もお金もない、自分は自由ではない、と感じているとします。

時間の制限は、仕事が休めない、家族の了承が得られない、などの理由かもしれません。
お金の制限は、その分の蓄えはあるけれど、先のことを考えるとできない、のかもしれません。

これらの場合は、勇気を出せば、できない訳ではありません。

または、小さな子どもがいて人には任せられないとか、今持っているお金の全部でも、行きたい場所に行けないという場合もあるでしょう。

いずれの場合も、「今できない」のであれば、「海外旅行に行きたい」という望みそのものが、あなたの本質(ハイヤーセルフ)に従っていないということです。

「すればいいと思うのにしない」とき、自分自身もどこかで、「何かが違う」と感じているものです。

「今すぐに行きたい訳ではないけれど、いずれ行きたい」のなら、今この瞬間に目を向ければ、あなたは何も制限されていないことになります。

また、あなた方は、税金の支払いなどの法律や、社会のルールに制限されていると感じるかもしれません。

法律や社会のルールは、あなた方の長い歴史の中で、必要とされて生まれた理由があります。

法律や社会のルールの一部は、誰かがエゴに惑わされて、誰かにひどいことをしたとき、被害者を守るために生まれたものです。

税金などは、権力者が私欲のために徴収していた歴史もありますが、本質的には、個人ではできないことを実現するための政治というシステムを動かすためのものです。

政治というものが、あなたの目にどのように映っていたとしても、今の時代にそれは必要です。

多くの人が税金を支払うことに抵抗を感じるのは、過去世において、権力者によって無理矢理に取り立てられた経験があり、今世においても、政治家が私欲を肥やし、悪政によって浪費しているようなことばかりが目につくためです。

ですが、今の社会全体を見てみれば、税金とは払う価値のあるものです。

あなたの税金は、政治家の私欲に利用された部分もあるかもしれないけれど、暑い夏の朝にごみ収集車で働いている人のためにも、使われています。

多くの人の中にある税金を支払うことへの抵抗は、過去生の経験と、お金に関する問題が関わっています。

もしかしたら、あなたの中の人格の一人は、政治家は悪どいと思い込んでいるかもしれず、その思い込みは、今の状況(悪徳政治家や悪政)を作り出すエネルギーの一部となっているかもしれません。

認識の範囲を広げれば、自分の中にある抵抗がどのようなものであり、抵抗の原因を癒せば、強制的にしなければいけないことに関しても、思いやりを持てることが分かるでしょう。
(もちろん、理不尽なものを受け入れましょうということではありません)

法律や社会のルールは、制限のように見えますが、愛に基づいていれば - つまり、本質に従えば、制限とは感じられなくなります。

ですから、あなた方のほとんどが十分に愛に満ちれば、法律やルールや政治家は必要なくなり、社会システムそのものが変わる可能性があります。

自由とは、潤沢にお金や時間がなければいけない訳ではなく、自分の本質に従い、今この瞬間に意識を集中することで、制限を制限と感じなくなることで得られるものなのです。


○外側の状況によって、感情が乱されるときにも、あなたの自由は奪われています。


あなたが、誰かの何かの行動によって、怒りを感じたなら、そのとき、あなたの自由は奪われています。

あなたを怒らせた相手は、意識的にせよ無意識的にせよ、自分の中にある怒りをあなたに伝染させているのです。

エゴは、自分の中に怒りがあるとき、他の人の中にも同じような怒りがあるのが分かると安心します。

そのようなものを抱えているのが自分だけでなく、他の人も同じだということに安心するのです。

エゴは、怒りに限らず、自分の中にあって自分自身を醜いと感じているあらゆるものが、他の人の中にもあることを望んでいます。

だから、エゴは、自分以外の人が、自分が抱えているものを手放そうとしているとき - 成長しようとしているとき - それを阻みたくなるのです。

そのようなエゴの性質は、誰かの幸せを喜べないという反応としても現れます。

あなた方の本質は、安らぎと静けさへと移行していきたいので、感情が乱されることは、それに逆らうことです。

このようなことを聞くと、エゴは感情を抑圧して感覚を遮断し、「安らいで静かなふり」を始めますが、表面的にどう見えていたとしても、内面では何も変わっていません。

あなたは、エゴを悪いものと思うかもしれませんが、あなたの心臓が鼓動し、血液が流れているように、それらは、すべてエゴの自然な機能であり、良いも悪いもありません。

そもそもエゴとは、あなた方に自由意思を生み出したものであり、そのために宇宙から切り離されているという不安を抱えています。

だから、エゴは、自分を主張し、存在を認められること、自分が特別であることにこだわり、自分の中の醜さが自分だけのものでないことを証明したいのです。

あなた方がするべきは、エゴを悪者として排除したり、抑えつけたりすることではなく、愛によって癒すことです。

あなたの中で、他人の進歩を阻もうとするエゴが癒されれば、あなたの周りでは、そのようなことが起きなくなります。

それは、一度にすべてではないにしても、あなたの癒しに伴って、あなたとかかわる人の中でも、同じ部分が癒されていくということです。


○エゴはあらゆる心配を作り出します


心配とは、基本的に、未来に関するものです。

明日のこと、一週間後のこと、5年後のこと、老後のこと・・・・

○○になれなかったら、豊かな生活が続けられなかったら、パートナーとこのまま出会えなかったら、どうしよう・・・

あなた方の心配を作り出すサンプルはそこらじゅうに溢れています。

あなたの生まれた家庭で起こっていたことは、そのまま、あなたの未来のサンプルとなります。

両親が不仲だったり、貧乏だったり、特に理由はなくても、不幸せそうだったりすると、無垢な子ども時代の間に、そのイメージが刷り込まれていき、大人になって、無意識的に、同じような家庭環境に入っていきます。

両親と同じようになりたくないと思っている場合でも、その思いが強ければ強いほど、同じような状況を引き寄せてしまいます。

そうなりたくないという思いは、そうなってしまったらどうしようという不安と恐れであり、なりたくない状況を強くイメージしているので、現実化しやすいのです。

それを避けるためには、「そうなりたくない」と強く思うのではなく、その思いとその基になっている経験を癒し、手放さなくてはいけません。

未来の心配は、過去の経験から生まれるものです。
(正確には、経験だけでなく後から入ってきた知識によっても生まれます)

この経験とは、今世だけのものでなく、過去世も含まれています。

あなたは、過去生において、なりたいものになれなかった挫折や、貧しさや、恋愛がうまく行かなかった辛い経験をしているかもしれません。

または、物質的に満たされた人生でも、そのときの自分が嫌いで、同じような状況になることを否定しているかもしれません。

例えば豊かだったけれど、ひどく自分が傲慢だったというような場合、豊かになると、嫌な自分になってしまうのではないかという恐れを抱えています。

あなたがはっきりとした記憶を持っていなくても、潜在意識のレベルにある記憶が、未来に不安を感じさせるのです。

そのような記憶が強烈であればあるほど、未来に同じような状況が来るのではないかという恐れが強くなります。

それは、すべて、エゴのレベルで起こることです。

エゴは、過去と未来のことばかり考えています。

また、過去の経験による恐れは、未来への過剰な期待を生み出します。

エゴは、過去の経験から嫌な部分を排除して、その中の良い記憶と、知識によって未来を空想します。

そのような空想は、美しく見えても、恐れを基盤としているので、脆いものです。

また、それらは、すべてエゴのレベルで行われることであり、本質的な(ハイヤーセルフの)望みとは異なっている場合もあります。

とはいえ、そのような過去世の経験が、今世の望みとして、あなた方を導く力となることも多くあります。

ですから、「自分の今望んでいることが間違いなのでは」などと心配する必要はありません。

私たちが今あなたに伝えたいのは、不安とは過去の経験と知識によるものだということです。

多くの人が、期待したり、安心したりすることを望みながらも、失望することを恐れてできないでいますが、それは、過去世を通してこれまでの間に、期待を裏切られた(と感じた)経験が無数にあるからです。

もし、何の経験も知識もなければ、未来に不安を抱く根拠はありません。

もちろん、すべてを手放すことは不可能ですが、癒しとは、そのような強烈な経験や知識を手放すことであり、それによって、ごく自然に、未来への不安と過剰な期待は、調和されていきます。

あなた方は、今この瞬間でだけ、物質世界と触れ合っており、だからこそ、今この瞬間が大切なのです。

あなたが今この瞬間に感じることが、あなたの未来を創り出します。

今この瞬間に幸せを感じれば、幸せな未来が、
豊かさを感じれば、豊かな未来が、
自由を感じれば、自由な未来が、
今この瞬間から続いていきます。


○なぜ、今、幸せで、豊かで、自由になれないのでしょう


あなた方が、今この瞬間に幸せを感じられない原因の一つは、あなた方のエゴが、自分に何かが足りないと常に感じるからです。

その欠乏感は、他の人と自分を比較することで生まれます。

エゴは、他の人と自分を比較し、自分が欲しいものを、誰かが持っていて、自分が持っていない、と欠乏感を持ちます。

あなた方は、それぞれ唯一無二の存在であり、あなた方誰もが、愛に満ちていく方向へと向かっていますが、その道のりは、それぞれに違います。

ですから、宇宙の視点から見て、「誰が、いつ、どのタイミングで、何を持っているか」を比較することに意味はありません。

エゴは、ある時点の自分と誰かを比較して、「持っている」「持っていない」と、優越感に浸ったり、劣等感に苛まれたりします。

でも、このようなときほど、過去と未来を含めて理解をするべきなのです。

今誰かが何かを持っているように見えるのは、その人の愛に満ちていく道のりに必要だからです。
今誰かが何かを持っていないように見えるのも、その人の愛に満ちていく道のりに必要だからです。

もし、これから先、あなたが誰かと自分を比較して、自分が何かを持っていないと感じたら、それは、自分を責める機会ではなく、癒すための機会だということを思い出してください。

そして、私たち天使に声をかけ、あなたの欠乏感を預けてください。

どのような小さなことにも、宇宙の力が働いています。

エゴは自分を特別な存在だと主張したいので、「持っている」「持っていない」ことを比較し、自分の方が優れていると言いたいのです。

それは、人に上下を作る考え方です。


○あなた方に上下はありません。


誰もが唯一無二な存在であり、比較に意味はないのです。

唯一無二とは、誰もが異なっているということです。

容姿、才能、身体能力、芸術的な感性・・・あなたと同じ人は、今もこれから先も、どこにもいません。

すでにあなたも分かっている通り、誰かが自分より上だとか、誰かは自分より劣っているという考え方は、手放される必要があります。

でも、多くの人が、無意識に、習慣的に、自分と誰かを比較し、上か下かを競い合っています。

これは、スポーツや勉強で競い合うことが悪いと言っているのではなく、その結果として、エゴが相手と自分に上下をつけることに問題があります。

競い合うことそのものに善悪はなく、あなた方の能力に差があるのは当たり前です。

ですから、競い合った結果として明らかになった能力の差を、ただそれが当たり前にあるものとして認識できればいいのですが、エゴは自分に価値があること、存在意味があることを証明したいので、人より優れていることを見つけると、それを主張したがります。

しかし、自分の能力をひけらかすことは恥ずかしい行為だという社会常識もあり、競争や、優越感は悪いものだという価値観を持っている人もいます。

あなた方の文化の中では、「謙虚さ」が大切にされますが、「謙虚さ」という言葉には、「自分を相手より下に置く」というイメージが含まれています。

競争や優越感は悪いものだという価値観を持っていたり、謙虚さを重要視したりする人は、常に、自分を人より下に置こうとし、そのことで安心します。

でも、結局のところ、それは、「自分が人より優れていると思いたい」という気持ちを抑圧しているだけであり、優越感を持っている人と同じように、人に上下を作っています。

とりあえず自分が悪いことにして、なんでも「ごめんなさい」とすぐに謝るような人も、自分を下に置くことで安心しようとしている部分があります。

自己犠牲も同じで、自分を人より下に置く考え方です。

また、自分を人より下に置いている意識がある場合、無意識の更に深い部分では、そのような自分は素晴らしい行為をしていると考えていて、その部分では、自分が人より優れていると思っている場合もあります。
(能力的には劣っていても、精神的には優れていると思うことで、エゴが満足するのです)

結局のところ、自分を下に置いていたとしても、自分を特別視していることに変わりありません。

あなたは、もしかしたら、自分にそのような部分があると感じ、自分を責めたくなっているかもしれないけれど、それは、ただ単に、エゴの自然な活動でしかありません。

大切なのは、気づかないうちに、そのようなエゴの欲求を満たし続けるのではなく、自分の思考や行為の中にどのようなものが含まれているかに気づくことです。

あなたが自分に注意深くなり、自分の中にあるものを否定も抑圧もしないで受け止めるとき、それは癒されていきます。

でも、もし、あなたがやっぱりどうしても自分を責めたくなったり、落ち込んでしまったりするなら、どうぞ、私たち天使に声を掛けてください。

私たちは、あなたの過剰な自己否定や罪悪感を癒し、新しい眼差しで、自分を見ることができるように導きます。


○エゴは、常に自分と他の人を区別したがりますが、存在に優劣はありません


誰もが唯一無二の存在であり、比較に意味はありません。

あなたという存在は、繰り返してきたすべての転生を含んで、今のあなたなのです。

あなたが、愛に満ち、幸せで、豊かで、自由に生きて行くためには、あなたが、いつ、何を手にするかというタイミングがとても重要です。

もし、癒しが十分に起こっていなければ、望むものを手に入れたとしても、それをすぐに壊してしまうかもしれません。

例えば、自分は愛される価値がないという思い込みを抱えていれば、自分を愛してくれる人がなかなか現れないかもしれませんが、そのような人が現れたとしても、その思い込みがある限り、今度は、その人がどこかに行ってしまうことに恐れを抱くでしょう。

その恐れは、今より安心な状態として、法的な結婚のような、より確かな(ように思える)関係へと進めることに執着させ、現状に満たされることはありません。

望み通りに結婚できたなら、その恐れが消えたり、薄まったりするように思えるかもしれませんが、状況が変わっても恐れは心のどこかに存在し続けていて、愛を循環させることも、リラックスすることもできないのです。

もちろん、あなたの周りには、なんとなくうまく行っているように見える人たちがたくさんいて、ときには、自分だけが不幸なように思えるかもしれません。

でも、宇宙は、あなたを見捨てている訳でも、無駄に苦しい状況に置いている訳でもありません。

宇宙の計画は、誰にも同じだけ、完璧なのです。

まずは、自分の中に、多くの比較があること、無意識的に、人と上下を作っていることに気づいてください。

そして、もちろん、それに気づいたとしても、それは、あなたを責める機会ではなく、癒す機会なのだということを思い出してください。

あなたが、嫌いだと思っている人、素晴らしいと思っている人、いろいろな人と同じ立ち位置になりましょう。

一度それを試してみれば、それがあなたの心をリラックスさせ、とても心地よくさせてくれることが分かるはずです。


○あなたの信頼にあなたが応えてくれる


とはいえ、比較を手放すためには、あなたが、あなた自身を十分に理解し、信頼し、愛さなければいけません。

それができるまでは、あなたは、人と自分との比較を完全に止めることはできないでしょう。

ですから、あなたが、誰かと自分を比較してしまったときには、そのことで自分を責めたり、罪悪感を抱いたりせず、「今はまだ自分を十分に愛せていないのだな」と穏やかに理解していてください。

例えばあなたが、何かを「今はしたくない」「今じゃない」と感じたとき、自然にしようと感じるまで、自分に時間を与えて待っていれば、それが、あなたにとって本当に必要なことであれば、あなたは、必ず、行動に移します。

そのとき行動したあなたは、あなたが認識しているエゴのレベルのあなたではなく、あなたの本質(ハイヤーセルフ)です。

あなたが、自分を無理強いせず、コントロールせず、感覚を尊重すれば、あなたの本質が現れて、あなたにとって、最善のことを最善のタイミングで行うのです。

あなたは、自分に自信が持てないと思うかもしれませんが、それは、どちらもエゴのレベルで起きていることです。

あなたのエゴが、エゴが認識している範囲、コントロールできる(と思っている)自分に対して、自信がないと言っているだけです。

あなたが後回しにしていた何かを、ふと、「今しよう」と感じたときの感覚は、普段、あなたが、「やらなくては」と自分を動かしてしているときの感覚とは、まったく異なっているはずです。

そのときには、何の抵抗もないでしょう。

あなた方は、よく「弱い心と戦う」などと言いますが、あなたの本質から行動するときには、あなたの中に戦いはないのです。

どうぞ、あなたが、「今しよう」と感じたとき、その感覚に注意深くなってください。

そして、逆に、「しなければ」と何かをしているとき、あなたの中で何が起こっているのか、よく見てみてください。

あなたは、あなたが管理し、無理強いし、コントロールしていなければ、何かができないのではありません。

むしろ、それらを手放して、あなたの本質が現れるようにすることが大切なのです。

エゴは、過去と未来のことばかり考えるので、これまで長い間続けてきた管理や、無理強いや、コントロールを手放すことに、大きな不安を感じ、「今しなかったら、どうなるのか」と、恐ろしげな空想を膨らませていきます。

自分自身に対する管理や、無理強いや、コントロールを手放すことが、あなた方にとって、とても難しいことを私たち天使は、よく分かっています。

でも、それを手放したときに、あなたの中には、静けさがあり、安心があり、自分への信頼があることを、あなたに感じてほしいのです。

いつもできなくて構いません。

でも、時々、自分を無理強いすることを手放してみてください。

それは、あなた自身への信頼を示すことであり、あなたの信頼に、あなたは必ず応えてくれます。

少しずつ試し、経験が積み重なっていくにつれ、あなたは、自分の中に、自分の期待に応えてくれる自分、信頼に足る自分がいることが分かるでしょう。


○あなたの本質に従うために


大切なのは、あなたが「今やらなければいけない」と思うことを、「今したくない」と感じたとき、それが何であれ、自分をだめだとか、悪いと決めつけるのを止めることです。

でもあなたは、きっと不安になってしまうのでしょう。

「今したくない」のは、あなたの本質なのか、単にエゴなのか・・・

常識的には、「行動すること」が正しいとされ、常識的でいたいあなたは、それを自分に押し付けようとします。

エゴは、同じこと、繰り返すこと、常識的なことに、安心します。

どうぞ、勇気を持って、あなた自身の感覚を優先してみてください。

私たち天使に「自分にとって正しいことができるよう」助けを求め、あなた自身には「好きなようにしていいよ」と優しく声を掛けてあげてください。

これ以上、自分を責めたり、罪悪感を持ったりすることにエネルギーを注がないで、同じエネルギーを、勇気を出すことに使いましょう。

あなたが勇気を持って、本質に従うことは、あなた自身に愛を注ぐことです。

あなたが、自分自身に愛を注げば、それは本当にあなた自身に有益な行動として返って来ます。

それは、あなたとあなた自身との間で、愛が循環することであり、そのとき、あなたの愛は、無限に溢れてくるようになります。

その愛のエネルギーによって、あなたは想像以上に多くのことができるようになっていくのです。

あなたが愛に満ち、それを溢れさせるためには、愛を誰かから貰うのではなく、自分自身との間で循環させるしかありません。

イメージしてみてください。

あなたが自分を愛していなければ、誰かから貰った愛はあなたの中ですぐに消費されてしまいます。

愛のない心は、砂漠と同じで、愛という潤いを一瞬にして、蒸発させてしまいます。

だからこそ、あなたが - 誰もが、愛に満たされずにいるのです。

あなたが、あなた自身に愛を注ぐことは、尽きることのない泉のようなものであり、あなたの中に砂漠はありません。

あなたの泉から溢れ出す愛の大きな流れは、周囲の人にも広がって、あなたの周りに、愛に溢れた人や状況を、創り出していくでしょう。

あなたが誰かを愛したいなら、愛する人との間に愛を循環させたいなら、周囲の人を幸せにしたいなら、あなたの中を掘り進んで、愛の源泉に辿り着かなくてはいけないのです。

それだけが唯一の道です。

どうぞ、もっともっと、自分を愛することを大切にしてください。

そして、私たち天使と一緒に、あなたの中から、愛を溢れさせていきましょう。






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